「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

おでかけ

秋の京都観光案内

投稿日:

2004/11/22 月
朝、7時前に家を出た。赤坂にあるホテルのロビーに7時50分にお迎えにあがる。
8時半には東京駅から新幹線に乗って京都へ。11時くらいから観光して18時半の
新幹線に乗ってまた東京に戻る・・・無茶だ・・・無謀だよ・・・。京都日帰り観光なんて!
本社の専務の奥様と息子のお供。観光ガイド兼通訳。これも私の仕事・・・(なのか?)
旅行会社に勤めているつもりは毛頭ないのだが、この手の仕事がたまにある。
韓国本社社長一家を箱根にご案内したり、常務の家族の東京観光にお付き合いしたり。
まあ、韓国語でしゃべるのは問題ないのだけど、エライ人の家族でしょ?
失礼があっちゃいけないとか、外国人だから日本人と感性が違うでしょ?
どこに連れてけば満足してくれるのか?とか、日本料理で食べられないものは
ないかしら?とか・・・とにかく気を使うのよ。
幸いうちの会社のおエライさんたちは、海外勤務(特にアメリカ)が長い方
が多いので、結構フランクで感じのいい奥様方なのでほっとするが・・・。
まっ、とにかく今回は京都日帰り観光。
時間足りないよ~と文句を言いつつプラン作り。


京都に住んでいるいとこや友達にも知恵を借りて、京都ガイドブックを買い、
インターネットで調べに調べた。日本人だから詳しいだろうなんて大きな間違い。
たまたまここ二年続けて桜を見に京都に行ったけど、家族旅行と修学旅行と
元彼とデートと・・・もしかして私今まで生きてきて5回しか行ったことない!?
ビックリ。自分ではもっと知っているつもりだったけど。こんなもんなのか。
日本人に好評でも外国人には「わび・さび」はわかりにくいだろうなあ。
金閣寺と清水寺は外せないでしょ。そう考えて、後はこの時期ならではというか
紅葉が美しくて有名な所で金閣寺から近いということで、大徳寺の大仙院と
高桐院を選んだ。昼食は金閣寺に近い店で京都らしい料理をそれなりの雰囲気
で食べさせてくれるところをネットで探し、ちゃんと10%オフのクーポンも
忘れずにプリントした。・・・完璧。後はなるようになるでしょ。
で、当日。
奥様はやはり美人で感じのよい方で一安心。息子は高校2年生という難しい
お年頃のせいか、無表情でほとんど反応を見せない。おい、大丈夫か?
新幹線に乗るやいなやイヤホンで音楽聴いて寝てるし。富士山も一瞥しただけ。
私がこんなに「運がいい」と喜んでいるのに!そして寝るし・・・
まあいいけど。別に。それはそれで。でも。少し寂しいじゃん。。。
奥様とは日本の文化やアメリカの生活、韓国のことなどいろいろ話した。
京都に到着してまずバスチケットを買う。京都市内なら何度乗っても500円。
普通一回乗ると220円だから3回乗ると、もうお得。
バスで金閣寺へ。
入り口の参道から既に真っ赤な楓と緑の苔の絶妙なコントラストがお出迎え。
楓ばかりでとても贅沢な気分。私、金閣寺は二回目。いつ見ても、やっぱり
あの金ぴかには驚くっていうか感心する。金閣寺と紅葉の木々と池とを写真
に収め、境内の散歩。道なりに歩いていくともう出口。一方通行なのね。
もっと最初の池のところで時間とればよかった・・・。
ろうそくをそれぞれ立ててお願いをした。奥様は「無病息災」。息子は「学業成就」。
私は・・・勿論「縁結び」。
そして、予約していた錦鶴(きんかく)というお店で昼食を。
結構規模の大きなお店だった。団体客も来るみたい。私たちは二階の個室。
大きな鉢に入って出てくる錦鶴弁当を頼んだ。いろいろ京都らしい食材が
あったのでよかった。
そしてまたバスに乗り、大徳寺へ。大徳寺は広い敷地の中に、たくさんの寺
がある。ここで大仙院の枯山水のお庭を見て、名物和尚さんにサインをして
もらった。私の名前を書きながら、「あなたは白雪姫ですね」だって^^
次は、「そうだ、京都へ行こう!」のCMでおなじみの高桐院へ。
ここは竹林に囲まれていて奥まったところにあるお寺で、庭園の紅葉が本当に
素晴らしかった。ここで庭を見ながらお抹茶をいただいた。
雰囲気は最高なんだけど、やはり季節が季節だけに人が多いのが気になった。
心静かに庭を眺めたいところだが・・・最後の目的地、清水寺へ。
ここまではパーフェクトプランだったが、ここからが・・・。
清水寺へ行くバスが全然来ない。33分のはずが、50分過ぎてやっと来た。
そこから40分くらいのはずだったけど、祇園手前からずっと大渋滞で動かず。
バスを降りてもどうしようもないし、結局1時間半近く市内バスに閉じ込められ
ていた。もう外は真っ暗。このままバスで京都駅まで行っても空しいしねえ。
結局、急ぎ足で清水寺までの坂道を登り、夜の特別拝観のために出来ている
長蛇の列を尻目に清水寺へ駆け込む。真っ暗・・・。月明かりと足元をほのかに
照らす行灯のみ・・・。真っ暗。いくら18時半からライトアップだからって、光を
ケチらないで欲しいよ。何にも見えないし、足元危ういし、転んだら大変!
京都市内の夜景はきれいに見えたけど、紅葉もわからないくらい真っ暗。
ああ、ここまでこうやって急いで来た意味があったかしら?
下りも少しお土産を見ながら、急いで降りてバスに乗った。相変わらずの渋滞
だけど、間に合うかも?っと思ってチケットを確認したら、18時半発と思って
いたのに、18時26分発だった・・・。アイゴー。やっちったよ。
結局、京都駅にたどり着いたのは、18時25分。間に合うわけない。
自由席が座れるかひやひやしたけど、18時50分くらいののぞみに運良く三人とも
座れた。駅で買ったあんまり美味しくない弁当を食べ、後はお休みタイム。
東京駅からタクシーでホテルまでお送りして、帰途に着いた。お疲れ様でした。
お礼だと言って何か手渡された。お断りしたけど、気持ちだから受け取れと
おっしゃるのでありがたくいただいた。後であけてみると、カルティエの
小銭入れだった・・・。ありがとうございます。以前韓国で教えていた学生に
いただいたカルティエの財布を盗まれたことがあるので、今回は無くさない
ように大事にしようっと。
なんだかんだ神経使って大変だったけど、まあきれいな紅葉もベストシーズンに
見れたし、よしとしましょう。最後まで息子さんが楽しかったのかどうかわからず
気になったけど・・・。

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