「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

韓国ネタ

フル活動

投稿日:

2005/05/30 月
8時に起きて9時出発の予定がSちゃんも私も寝坊・・・なので1時間ずれ込む。
朝、うろうろ町を歩きながら朝ごはんを食べる場所を物色。
遠くに黄色い看板が!「오모가리김치찌개(オモガリキムチチゲ)」って
書いてある。しかも24時間営業。入ってみることにした。
実は、オモガリキムチチゲは日本で噂に聞いていたのだが、どういうものか
わからず興味があったのだ。昨日ソウルに到着してから数人の友人に聞いて
みたけど、みんな知らなかった。
店に入ったら、従業員はみんな朝ごはん中だったけど、気にしない。
「チゲ、クリョトゥリルカヨ?(チゲですよね?)」みたいな聞かれ方したので
この店にはおそらくキムチチゲしかないのだろう。(主なメニューが)
オモガリという言葉は初めて聞いたが、全州の方言でトゥッペギ(チゲを
煮る時に使う鍋)のことらしい。よく熟成させたキムチを使って作るキムチチゲ。
量も多めでパンチャン(おかず)も数種類ついてきた。豚肉が入っているのだが
蒸したかのように柔らかくとろけるような豚肉だった。美味しい。
並ぶのが嫌いなせっかちさんが多い韓国人も並ぶ店ときいてはいたけど、
チェーン店のわりにはいい味だしてます。うまかった。満足。
ゆっくり食べたので、食べ終わったら11時すぎ。
まず安国洞で働いているKHオッパに昼に会えたらと思って電話してみると
昼ごはん一緒に食べようという。・・・無理、無理。今食べたばっか。満腹だよ。
ってことで、仁寺洞の伝統茶屋でお茶を飲むことにした。
本屋さんで料理の本と絵本を買い、仁寺洞の「伝統茶院」に入った。
Sちゃんはモガ茶(かりん茶)、わたしはスジョンガという干し柿やシナモンの
入っている冷たいお茶を飲む。この店は美術館の庭に併設されていて、建物の
雰囲気もいいし、お気に入り。
ほどなくしてKHオッパはJSオッパを伴って現れた!
KHオッパは二年ぶりくらい、JSオッパは・・・6年ぶり?
さらにWSオッパとYSオンニに電話してくれて、YSオンニには夜に会えることになった。
おなかはいっぱいだったけど、彼らが会社に戻る前に何か食べなきゃってことで
サムゲタンを食べに行くことにした。でも私たちはおなかすいてないから
パンゲタン。若鶏一羽ではなく、半分。でももち米もたっぷり入ってるし
結構おなか一杯になる。なんだかんだ言いながらたいらげる私たちって・・・
韓国旅行してると無条件に胃がでかくなる。
オッパたちと別れて、わたしたちは景福宮へ。
門が立派になり、交代式をやっていた。衣装もひげも朝鮮王朝時代の雰囲気。
よく晴れた空に、黄色や赤の旗がはためき、感慨深いものがあった。
昔はこうしてこの門の中と外で色とりどりの衣装を身にまとった人々が生活
していたんだなあ。ちょうど日本で放映されている「チャングムの誓い」の
世界だ。やはりその国伝統的な衣装は伝統的な建物や風景、空気とよくなじむ。
ちょっと値上がりした入場料を払い中へ。美しいところだ。
建物も。柱の並び方ひとつとっても美しい。はっきりとして丹青模様が美しい。
池に移る建物の影が美しい。ゆっくり建物の周りを散歩しながら、悠久の時に
思いを馳せた。都会の喧騒を忘れて憩える場所である。
時間があれば国立中央博物館や民俗博物館に行くべきなのだけど、なにしろ
忙しい。時間がない。その上、さっき食べたサムゲタン屋に帽子を忘れて
来てしまった。途中で買った本が重い・・・。電話しようにも公衆電話壊れてて
使えないとこがあまりにも多い!
ってことで、目の前に見えるホテルに一旦戻ることにした。
気になってた会社とまだ連絡のつかない友人数名に電話をかけた。
ミュージシャンのJは夜中までレコーディングがあるので忙しくて会えなさそう。
スタジオまで遊びに来てくれてもいいんだけど・・・って嬉しいことを言って
くれたけど、わたしたち何しろ時間がないから・・・。残念。好意だけありがと。
会社はわたしがいなくてもちゃんと動いているようで^^
社長には「今どこ?ソウル?なんでわざわざ遠いとこからかけてきたの?」
って逆にとがめられてしまう。ハハ・・・。
バスに乗って帽子を取りに行き、その足でタクシーに乗って明洞にある
明洞汗蒸幕に向かった。もっとゆっくりできればいいんだけど、とにかく
全行程駆け足だ。私が予定組んでいるのに^^;
汗蒸幕には17時から予約している。いわゆるエステのようなところ。
実は私は初めての体験。あかすりとか興味あっても恥ずかしくて出来ない!
って思ってた。でも今回いい機会なのでやってみることに。
入り口にはソウルではもうずいぶん見飽きたヨン様の等身大のパネルもあり。
きっとここで日本からのファンのおば様たちが一緒に写真撮って帰るんだろうなあ。
中はガランガランに空いていて、みんな片言の日本語を話せた。(といっても
決まり文句を覚えただけ。壁にハングル表記の日本語会話が貼ってあった)
おばさんに話しかけてみたところ、お客はほぼ100%日本人で夜から深夜3時まで
が一番忙しいのだそうだ・・・。
紫水晶がびっしりのサウナに15分入り(マイナスイオン効果があるとか)、
純金の風呂、プラチナの風呂、緑茶風呂、よもぎ風呂、高麗人参の泡風呂、
黄土のサウナ・・・に入りながら待つ。実際は待つというよりも垢を浮かす?
さて、いよいよあかすり。台の上に生まれたときの姿で寝転び、黒い下着姿の
おばさんに全身を預けるのはやはり恥ずかしい。
しかし・・・ここまで来たらもうまな板の上の鯉。空いていて周囲に人がいない
だけまだましだろう。いや、周囲に人がいるほうが、みんな一緒感があって
恥ずかしさ半減なのか?
ま、とにかくごしごしごしごし。容赦ない。たまに「スゴイデスヨ」って
言われると、あたしそんなに汚いか~ってちょっと凹む。
横向いてください。後ろ向いて下さい。横向いて下しさい。前向いて下さい。
次々に言われるがままに動く。なんかに似ている。・・・あ、健康診断の時の
バリウム飲んだ後の台の上のようだ・・・。
オプションで足裏の角質取りを頼んでおいたらがんがん削ってくれる。
でも軽石でごしごしこすられたらくすぐったいって・・・。でも後で見たら
きれいになっていて嬉しくなった。くすぐったいの我慢したかいがあったってもんよ。
顔にきゅうりのパックがひんやりして気持がよかった。
体もマッサージしてくれるんだけど、まあ素人のおばさんだし、私の担当の
おばさんは大丈夫?って思うくらい、年に見えた。
丁寧にやってくれて、しかもサービスっていいながらオレンジオイルつけて
くれた。韓国語しゃべれる日本人の出現にほっとしたのかしら?
最後に砂風呂に寝転がって終了。
気持よかった。昼間よく歩いたし。肌もぴかぴかのつるつる。
その代わり、ずいぶん時間を食った。
19時半に新村で会う約束をしていた友人に電話して1時間ずらしてもらう。
明洞で少しお土産買う時間をとり、地下鉄で新村へ。
日本で知り合ったJHとSJオンニとJKオッパ。みんな知り合いじゃないけど、
みんな私の大事な友達。友達の友達はみんな友達。
住んでいた時にいきつけだった「ソンアジョシピンデトック」というお店を
覗いたら、アジョシがいた。これまで旅行の度に何度も訪れてたけど、いずれも
アジョシの健康不良などで会えなかったのだ・・・。いや~感激。
アジョシも私の名前こそ忘れてたけど、顔は覚えててくれた。そして一言、
「ちょっと太ったな」だって!・・・そうっすね。反論も出来ませんわ。
今度日本に遊びに来る時は一緒に寿司食べる約束して連絡先も交換。
YSオンニも大学院の授業終わってからかけつけてくれた。会うのは実に8年ぶり。
私と入れ替わりでYSオンニは金沢で3年働いてて、その後カナダ行ってたから
ずっと連絡も取ってなかったんだけど、こうしてまた会えるとは。
YSオンニとJKオッパも8年ぶりの再会だったみたいで喜ばれた。よかったよかった。
YSオンニは相変わらず明るくてポジティブで、来月から中国で韓国語を教える
かもしれないって言ってた。この年になって私はずいぶん保守的になって
変化が怖くなってしり込みしてることが多いけど、オンニを見ていると
私もまだまだ、頑張れる!って思える。頑張らなくちゃ。
知らないうちに結婚してたJHも妊娠三ヶ月。元気な子供が生まれますように。
店を出た後は、おなかはいっぱいだけど屋台でトッポッキ。
だって今回全然屋台でつまみ食いしてないんだもん。(胃袋の余裕がなくて)
トッポッキを食べながら、アジュンマとおしゃべり。
「いつもここにいるからまた韓国に来たら来なさい」って言ってくれた。
南大門市場にまだ行ってないんだけど、さすがにもう24時回ってるし無理だなぁ。
ホテルにタクシーで直行。みんなにありがとう。とってもとっても楽しかった。
また、この町に住んでもいいなあ。住みたいなあ。って思った。

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