充電

2005/05/15　土
今週末、群馬の森に行くかどうかギリギリまでわからなかったけど、結局は
行かないことにした。
あまりにも疲れてる。体力、精神力ともに限界。
土曜日はゆっくり寝て、だらだら過ごして、ため込んでいた韓国ドラマのビデオを見た。
「屋根部屋の猫」というドラマ。
このドラマ、会社の同僚に借りたのだけど、テンポもいい軽いタッチのラブコメディ。
いろんな事情で同棲することになった法学部の学生のキョンミン（キム・レウォン）と
就職準備中のジョンウン（チョン・ダヒョン）。
美人で自意識過剰の友達のヘリョンや出来る男、ユ室長を巻き込んで、三角関係、
四角関係ですよ・・・。今、6話まで見た。
キム・レウォンの口ぽかっとあけた何も考えてなさそうな笑顔がかわいかったり、
チョン・ダヒョンの肌がきれいだなあと思ったり、ユ室長の左耳のダイヤのピアス
がやたら気になったり・・・
そんなことより、あのドラマの舞台、屋根部屋。
ビルの屋上にある部屋で옥탑방(オクタッパン)というのだけど、私はあんな家に
2年くらい住んでいたのだ。懐かしい。
日本人の同僚は「あんな家本当にあるんですかねえ。あったらいいと思いません？」
と嬉しそうに言った。
でもね、あんまりあれっていい家じゃないんだよ、韓国では。
一応、不法らしいし。都市ガス設置されてないところ多いし。
私が家を決めた時も韓国人の友達には、夏は暑いし冬は寒いし辞めた方がいいって
散々言われた。それでも住んでいたのは・・・家賃が安かったから。
そして日当たりがよく風通しと眺めがいい屋上の家が気に入っていたから。
勿論、不便なことは多かった。石油ボイラーが壊れて、真冬にお湯も出ない
オンドル（韓国式床暖房）も使えなくて震えた日もあったし、朝起きたら
台所のカレーライスが鍋ごと凍ってたり、水道凍ってたり、干したタオルが
すぐバリバリに固まってたり（なにせ真冬はマイナス13度とか下がりますから）
窓のかぎが閉まらなかったり、いくら暑くても扇風機だけで乗り切ったり・・・。
あの頃はなんにもなかった。引っ越してしばらくは冷蔵庫もガスコンロもなかった。
勿論、電子レンジやテレビ、ビデオも。結局、洗濯機も買えず、毎回手洗いしていた。
だから、ドラマの中でジョンウンが洗濯で肩を痛めたり、不平をもらしている
のも「分かる分かる！」って感じなのだ。懐かしい。
でも、もう一度住みたい家。まさに私のお城だったな～。
このドラマの屋根部屋はきれいなほう。うちなんか玄関のたたきもなかったし。
トイレやシャワーは玄関のドアの外にあったし、台所はオンドルなしのトタン屋根。
でも、大好きだった。
参考サイト