「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

毎日のこと

意外な展開

投稿日:

2006/03/20 月
原稿というか資料作りをしていたら、気がつけば新聞配達のバイクの音。
あの音聞くと、絶望的な気分になる。嗚呼、朝はすぐそこまで・・・!
4時に寝た時点で既に今日は意外な展開になっていた。
午後から友達と待ち合わせて、虎屋文庫から送られてきた根津美術館での
雛人形展を見に行くつもりだった。
意外なことに、午前中用事があるといっていた友達の方が、用事が早く済み、
私は小笠原に問い合わせ電話したり、作成した資料をメールで送ったり、
バタバタしていたら、ずいぶん待たせてしまった。
天気が良かったので、原宿から表参道をぶらぶら歩く。
以前行ったことのある、一軒家のレストラン、FUJIMAMASでまずランチ。
ここは外国人率がかなり高く、従業員も客も英語で会話はザラ。
メニューはエスニックというかアジアンテイスト、パクチー(香草)が
効いてる~♪建物の造りも天井が高くて、アジアのどこかのリゾート地に
来たみたいな気分になれる。昼間っからビール!だったらもっとリゾート
気分が盛り上がること間違いないのだが、今日は我慢。
根津美術館は初めてだった。白壁の蔵がどんどん見えてきて、友達と
「おっ!この蔵に美術品を仕舞っているんじゃないの?」なんてはしゃいぎ
ながら入口に到達したら・・・なんと閉まっているじゃないの。
そうだった。こういうところは月曜定休って多いんだった・・・。ショック。
でも友達と私の都合がつく日がこの日しかなかったんだよね。残念。
せっかく来たのだからと、根津美術館の近くにある岡本太郎記念館に行くことにした。
実は・・・岡本太郎の芸術はよく分からない。ああいう抽象的なものは、
わからなくてもいい、感じればいい、それは分かっているのだけど、なんか
変な絵だな~、何か変な形だなあ・・・と思うだけ。
だから、たいして期待もせずに600円の入場料を払って入った。
そういえば、大学生の頃、神奈川県の生田緑地に岡本太郎の博物館が建つ
計画が持ち上がった。
生田緑地は緑が豊かな狸も住んでいる場所。
なのに、建設のためブルドーザーやトラックが通るために、わざわざ土を
掘り、道を造り、建設後にまたその道を壊す・・・と言った環境破壊を
やることになっていた。地域の住民が中心になって反対運動をやっていて、
私も中国語の先生とともに、署名を集めたり、反対運動をやったことがある。
反対したけど、結局は力及ばず生田緑地に建設されてから、もうずいぶん経つ。
別に岡本太郎が悪いわけではないのだけど、私は一度もそこを訪れたことがない。
そんなことも思い出しながら観ていた。
少し前にメキシコで発見された彼の巨大壁画の修復などの紹介ビデオが
エンドレスで流されていた。
そのビデオの中の、彼の言葉にぐっと来た。
「過去も無視して
 未来も無視して
 この現在瞬間瞬間に
 爆発して生きる」
「分かってもらえなくてもいい
 認められなくてもいい
 自分を貫いてさらけだして
 無条件に自他に迫っていくことが芸術だ」
細かいところは間違っているかもしれないけど、こんなことを言っていた。
なるほど。
岡本太郎の頭の中が少し見えた気がした。
あの誰でも描ける落書きみたいな抽象的な絵には、きっと彼だけが見ていた
しかも、はっきりとしたインスピレーションや思い描いていた彼だけの世界が
映し出されているに違いない。
思いがけず、彼の感情、彼の思いを探ってみたくなった。
もう亡くなっているから直接話を聞けないのが残念だが、幸い書籍がたくさん
残されているので、是非読んでみたいと思う。みんながパワーをもらうために
岡本太郎の作品を見にいく気持ちが少し分かるような気がしてきたのが、
自分でも不思議だった。
それから、もう一個意外な展開。
韓国人の友人の敷金が戻ってこない件で、なんとか素人なりに内容証明を
作成し、大家に送った。1円も返さないし、暴言を吐いたり、強気の大家
だったので、きっと戻ってこないと思っていた。
けど、後に簡易裁判所で少額訴訟を起こすときの為の証拠を作るために、
内容証明を作成して送ったのだ。期限を十日与えて、口座に入金するように
書いておいた。
今日、本人は既に韓国なので友人の通帳を預かり、残高を確認してみたら・・・
なんと80000円振り込まれていた。こちら側が計算して提示した金額よりは
なぜか30000円ちょっと少ないのだが・・・。まず振り込まれないと思って
いたので、びっくり。けど、金額が微妙。もちろん0円よりはいいけど、
でも明細送って欲しい。なんで80000円だったのか。よく理解できない。
けど、このへんで手を引いた方がいいのかなあ~。
送った日の翌日に内容証明は大家の手元に届いているはず。
訴えるといったら、やれるもんならやってみろと言っていた大家もさすがに
びびったようだ。その翌日には既に振り込まれていたから^^;
内容証明の威力を初めて知った1日になった。
おかげさまで私もかなり勉強になったなぁ。
友達に大家が振り込んでいたと報告したら、友達も驚いていた。
嬉しいんだけど、微妙。
そして、最後が家に帰ったら、翻訳依頼が来ていた。
つ~か、あさってから旅立つんですけど。
時間ないんっすけど。本当はこの仕事は先週の月曜日から始まる予定だった
から引き受けるつもりだったんだけど、ここまでずれ込むと、携帯も通じない
島に行ってしまうので、ムリ。
やっぱり、思うに、この翻訳会社と私、相性合わないかも。
一度も仕事をもらえたためしがない。トライアルばっかりさせられて。
他のところに登録しなおそうかな・・・。

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