「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

編集・ライター

傘要らず

投稿日:

2006/04/02 日
「日曜日は雨だよ」って昨日誰かが言った。
「今日は横殴りの雨だって」
今朝、平塚駅で会うなり、ある人がそう言った。
あまりに朝慌てて家を出てきた私は「傘を買わなきゃ」と言った。
駅前で見上げた空はもくもく真っ黒で
見るからに不穏な雰囲気を醸し出していた。
強い風にびゅんびゅん流される雨雲。
(取材の間は、せめて撮影の時だけでも
 雨がもってくれればなぁ…と思った)
ふと、思い立って平塚の街を大きな大きなドームで
覆うイメージをしてみた。
不思議なことに取材中は、雨は降らなかった。
相変わらず風は強かったけど、少しの間光もさした。
解散後、妹夫婦の家が近かったので、立ち寄ることにした。
ポツリポツリ、小さな雨粒が天から落ちてきた。
(濡れたくないな…)
そう思って、自分自身をドームで包むイメージをしながら
歩いて行った。
ひどい雨に降られることなく、妹の家についた。
ありがたいなぁと思って、(もういいよ)と心の中で解除した。
ふと気付けば外は大雨。時折雷もピカピカゴロリ。
こりゃ、雨宿りしてから帰りましょうと
夕御飯を一緒に作って食べた。
妹に朝のイメージの話を得意気にしたら、
「あんた変な宗教とか入ってないよね?」って
心配された。
さっきまでの雨がまるで嘘のように止んだ帰り道。
妹の家から傘も借りずに済んじゃった。
マンションの階段までびしょぬれなのに、
(あたしってばラッキー)ってまたまた思った。
おまけ('-^*)
朝早く乗った電車。前に立っている人から
なんとなく負の雰囲気をキャッチ。
ふと、顔を上げると中学生くらいの息子と母。
どうやら些細なことでお母さんがご立腹。
家族で一緒に住んでいた頃は、そんなこともよくあったなぁ。
寝不足だし、イライラしちゃうんだよね。
わかる、わかる…。
でも、目の前で他人の心のささくれは見たくない。
二人とも険悪なムードのまま黙っている。
そこで、気まぐれで自分の心の中で、
大きな赤いハートで二人を包むイメージをしてみた。
数分後、お母さんが何も言わずに、息子に
あめを一粒差し出した。
息子は黙って受け取った。
関係ないはずの私がなんだかいいことした気分。
…変な宗教はやってませんよ、念のため。
また、機会があれば、実験してみよ~っと。

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