「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

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柳家権太楼独演会@鈴本演芸場

投稿日:

2005/11/30 水
柳家権太楼の独演会が御徒町の鈴本演芸場であった。(¥3000)
大学時代の友達と行く約束をしていたのだけど、仕事で開演の18時には
間に合わなかった。
けど、まあ、前座、真打昇進のお弟子さんが先にやるから、お目当ての
権太楼までには間に合った。
前座は間に合わず。
真打昇進のさん光さんは慌て者が出てくる「粗忽長屋(そこつながや)」を
演じた。後で権太楼も言っていたが、あの話は難しいらしい。
私もいろんな人の粗忽長屋を何度も聞いているけど・・・あんまり好きな話
ではないので、あっ、またか・・・と思ってしまった。
行き倒れの死体を見て、慌て者が自分の長屋に住んでいる熊さんに違いないと
本人を呼びに長屋に行って、本人の熊さんも行き倒れの死体を見て、自分に
間違いないというのだけど、だんだんこんがらがってきて、死体を抱き起こして
「抱かれている俺は確かに俺だけど、じゃあ、抱いているのは誰なんだい?」
っていうやつ。
そして、権太楼の「大工調べ」
大工の棟梁が仕事の依頼に男のところに行くと、その男はたな賃の代わりに
大家に道具箱を持っていかれたという。棟梁がお金を貸してあげて、頭を
下げて丁重に返してもらえと大家のところへ行かすが、男は馬鹿だから、
口のきき方も知らず、かえって怒らせてしまう。ので、棟梁が代わりに男と
謝りに行き、道具箱を返してもらおうとするのだが・・・だんだんヒートアップ
して、男と棟梁の立場があべこべになって、結局大家と大喧嘩でやりあって
しまう・・・噺。
実は・・・ちょっと寝てしまった(> <)スミマセン。
私はうすのろが出てくる話はあまり好きではないのだ。
そしてお仲入り。
おなかすいた~と思っていたら、友達がお弁当を作ってきてくれていた!
いなり寿司と梅きゅうり巻きと、鶏のから揚げとサツマイモ揚げ。
友達って男よ。すごいよね~。なんて家庭的。
お味もすごく美味しかった。ごちそうさまさま。
次は、三遊亭小円歌の三味線漫談
モンゴルで三味線漫談やった時の話とか面白かった。寄席で三味線とか
小唄とか聞く度に、ステキだなぁ、風流だわ~!と習いたくなる。
着物着てテントンシャンやったら、超かっこいい♪
小円歌さんは色っぽくてきれいだった。ステキ。
そして、最後は権太楼の「芝浜」
これはある貧乏な魚屋の夫婦のお噺。酒飲みの旦那が飲んだくれて仕事しないので
暮れも差し迫るのにどんどん借金ばかりが増えていく。
お酒をやめると約束させた奥さんはある日、旦那を起こして河岸に魚を仕入れる
ために行かせると、時間間違えてずいぶん早く浜についてしまう。
と・・・海の中で、50両ぎっしりつまった財布を拾う。これがあればもう
苦労しなくて酒が飲める、借金も返せると喜んで帰宅する旦那。
奥さんも驚き喜ぶが、旦那は酒かっくらってまた寝て、起きて湯に行って、
帰りにはまた友達呼んで酒盛りして、またぐーぐー寝てしまう。
起きて財布の話をすると、奥さんは全く知らないといい、きっと夢を見たのだと言う。
旦那はショックを受け、それ以来、酒を断ち、一生懸命働き始める。
3年後のまた暮れの時期に、仕事が道楽だと言い切る旦那を前に、奥さんが
50両入った財布を出し、嘘をついていたと謝る。
最初は憤慨していた旦那も、奥さんのヘタに金があれば飲んだくれて使って
しまうばかりだから、なかったことにして、しっかり働いてくれるまで
隠していたという言葉に、お前の言うとおりだと感謝する。
で、二人でお酒を飲みましょう。ってことになるのだけど、旦那が
「やっぱり辞めておこう、また夢になるといけねぇから・・・」ってサゲ。
この噺は暮れになるとよく聞く。そして「芝浜」の夫婦が理想だという人も
結構いるみたい。
今日もおもしろかった♪
【今後の落語・観劇予定】
12/14 柳家花緑「数えて百二十九夜 師走」
12/26 柳家花緑「花緑ごろく」
1/20 G2プロデュース「BIGGEST BIZ~最後の決戦!ハドソン川を越えろ」
1/28 春風亭小朝 独演会
2/ 2 ラッパ屋「明日のニュース」

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