「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

韓国ネタ

ブーケをもらいに@ソウル1日目

投稿日:

2008/02/22 金
うちの大学の留学生だった友人CYが今日結婚する。
ご両親の反対などがあり、ここまでたどりつくのは大変な道だったが、
ようやくお許しが出て、みんなに祝福されて今日の日がある。
本当に本当によかった。
おめでとう。
いっしょにいると落ち着く彼氏(今日からはだんな様だね)と末永く幸せに
暮らすんだよ。楽しい家庭を築いてね。ご両親に安心してもらえるように、
精一杯幸せになっておくれ~。
ということで、ブーケを受け取りに早朝家を出て韓国のソウルに向かった。
出発1時間ちょっと前に成田空港についたのが功を奏したのか、エコノミー
料金しか払っていないのに、機体の2階席。おそらく通常ならビジネスクラス。
超ラッキ~♪足をど~んと伸ばして、超リラックスしながらの空の旅。
体がベッドに寝ているくらいゆったりとリクライニングできるのはスゴイ。
真っ白に雪をかぶった富士山が眼下にくっきりと見えて、青い空に映えてきれい!
ああ、極楽、極楽。サイコー!
思わず隣に座ってる知らないおば様に「富士山ですよ」と教えてあげちゃった。
「これは幸先いいぞ~」と思ったのだけど・・・波乱万丈の旅の幕開けだった。
仁川空港に到着し、空港バスに乗って友人の予約してくれたホテル、ソウル
パレスホテルまで向かう。荷物をピックアップしていたら意外と遅くなって
しまって、ホテルには14時半頃についた。友人が車をホテルに回してくれる
とのことで、約束を15時半に設定。
空港バスを降りるときに、荷物札を運転手に渡すと、運転手が荷物入れを
覗きながらこう言った。
「どこから乗りましたか?」
「仁川空港です」
「本当に空港から乗ったんですか?」
「?」
「荷物がないんだけど・・・」
「!?」
空港で借りた携帯電話で友人と連絡をとり、非常事態宣言。
運転手も無線でどこかと連絡を取り合っている。
数分後。
運転手が説明することには、前のお客が降りたバス停にあなたの荷物がある
から、後発のバスがピックアップして持ってくるので5分くらい待てば大丈夫。
ちょっとほっとする私。
運転手はタバコ吸いながら「いや~、足が痛くてさ、なんか集中できなかった
っていうか・・・ちょっとうっかりしちゃったよ~」なんて意味不明な言い訳。
バスで待つ乗客たちになんの説明もせずに、バスを降りている。いいのか?
急ぎの客はいないのか?ま、いいか。
結局、後発のバスから無事スーツケースを受け取ることができた。
前の前のバス停で降りた中国人の女の子は自分の荷物じゃないのに、下ろされた
スーツケースに気づき、困って、そのまま、その場で、私の荷物を守っていて
くれていたんだそうだ。本当にありがとう。あなたのおかげで結婚式に間に合います。
問題の困ったちゃんの運転手は、最後になって初めて「ミアネヨー」と軽く
謝罪の言葉を口にした。しっかりしてよね!
ホテルにチェックインしようと思ってフロントに行ったのに、なんだか慌てて
いたみたいで、相手のいう言葉を理解できずに「・・・。」
フロントのお姉さんは英語で「チェックインですか?」と聞いてきて、それに
条件反射的に「Yes」と答えてしまった私。すべての手続きが英語で行われ
なんとなくダメダメな雰囲気に。ああ、屈辱的だ。本当は韓国語できるのに。
ホテルの部屋はきれいで快適だった。
すぐにシャワーを浴びて、着替えて、化粧をして、CYの日本人の他の友人と
合流して聖堂へ。
大きな聖堂での本格的な結婚式。ミサあり、聖杯が出て来るし、聖水を配るし、
賛美歌は歌うし・・・。日本の形式化された教会結婚式のように式次第や
賛美歌の歌詞などないので、ただただ信者でない私は黙ってみていた。
たくさんの人に祝福されたCYはとてもきれいで、とても幸せそうに見えた。
結婚式が終わって、外で記念撮影があった。
その後、花嫁のブーケトス。緊張しながらもめでたくキャッチ!
私も後に続けますように。今日から半年、頑張らなくちゃ。
(韓国では、ブーケをもらって6カ月以内に結婚できなかったら、5年は
 結婚できない。とかいう迷信というかジンクスがあるのだ。・・・えーと
 まさよ、妹、エイミー、ひろ姉・・・私5つ目?5×5年=25年 _| ̄|○
 やばい。なんとしても今年中に行かねば!!!)
大学時代の留学生の友達4人と、結婚式の後に食事に行った。
みんな妻子持ちのいいお父さん。昔は日本語でおしゃべりをしていたのに、
今は韓国語で会話が通じる。そのことをみんなを喜んでくれる。
もう一人、いつもつるんでいる人がいたよな~と思って、「キムさん元気?」
と聞いてみると・・・2年前にうつ病で自殺した・・・とのこと。
キムさんの優しい柔和な笑顔を記憶している私にはとてもショックな話だった。
ホテルに戻ったのは、22時半頃。
今は別会社勤務の元会社の上司などに次々電話をかけてみた。
みんな一様に驚いて、そして喜んでくれた。
私はいつも人に恵まれている。
いい人に囲まれて生きている。
韓国ではそんな人のことを「人福がある」という。
私は人福があるみたいよ。
みんな、サランヘ
いつも、コーマウォヨ

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