2008/04/11 金
雑誌でもお世話になっている飯能の野口種苗を訪ねた。
野口種苗ホームページ
野菜の種にはF1という原則一代限りの一代交配、一代雑種
とも言われる種と在来種、または固定種といわれる種がある。
今の仕事をするまで全くそんなこと知らなかったし、意識もして
いなかった。
F1というのは、いわば出荷するような農業やっている人向きに
つくりかえた種なのだそうで。例えば、収穫時期がそろうとか、
より耐病性があるとか、より甘いとか、より美味しいとか、
より育てやすいとか・・・。
そのように品種改良されているもの。
でも、種の中から子孫を残す能力のない種を使って一代交配
させているので育ったその野菜から採った種では同じ野菜は
出来ない。
あるF1のカボチャから採った種をまいたら、交配させたと思しき
4種類のカボチャが同じツルに育ったとか・・・。
一方、固定種というのは、その土地でずっと育て、種を採り、
定着させた種。
育ちはマチマチで収穫も不ぞろいなものは多い。
でも、人間の手を加えていないという自然さはやはり魅力的。
家庭菜園だと、少量多品種で作るから一斉に実がならなくても
いいし、むしろ一斉に収穫、なんてことになると消費が大変。
だから、ぼちぼち育てるには、固定種の種の方が向いている
んだとか。
世の中には知らないことがたくさんあるね。
野菜の種をまいたら、同じ野菜が育つと思い込んでたよ。