「ハルハル(하루하루)」とは韓国語で「一日一日」という意味です。日々の生活や思ったことを綴ります。

ハルハル日記

江戸ソバリエ

蕎麦三昧~もうしばらくいいよ・・・

投稿日:

2004/10/04 月
イタリア旅行から戻ってきてから初出勤。
・・・起きたら既に9時。始業の時間。
やってしまった。超重役出勤。あたしったらサイテー。
この夏から江戸ソバリエ認定講座というのを受講している。
講義も実技(手打ち)も既に終了しているのだが、10軒の蕎麦屋の食べ歩きと2000字程度の
蕎麦に関するレポートの提出がまだ残っている。
今日が食べ歩きの締め切りだというのに、まだ7軒。
会社が千代田区という立地の好条件を生かしてもまだ足りないので、ラストスパートを
かけることにした。
まずランチは「かんだ やぶそば」でせいろうそばを食べる。
一応メモを用意して、蕎麦の風味や腰、細さ、色、味を見てつゆの風味や味、蕎麦湯の出て
くるタイミングや温度、店の雰囲気やサービス、器や薬味など、あらゆることに気を配り
チェックをしていく。結構大変な作業だ。でも、何軒もこなしていくとだんだん違いが
わかってくる。蕎麦は蕎麦でも店によってずいぶん違う。
そしてその違いの中でも自分がどれを重視して蕎麦を食べているのかがわかってくる。
私は味そのものよりもどうやら店の居心地のよさで美味しいと感じるようだ。
つゆも甘めが好み。
友達につきあってもらって会社帰りに麻布十番で蕎麦屋のはしごをやることにした。
麻布十番といえば、「更科堀井本家」私の蕎麦打ちの師匠の店の本家に当たる。ここは
過去二度ほど行ったことがある。あま汁とから汁があり、好みで選べる。
そして「永坂更科 布屋太兵衛」という店。どちらも更科とうたっているが、永坂の方はどうやら店として存続しているだけで、
8代目の主人が移って更科堀井を作ったのだとか。
まっ、とにかくはりきってまずは「永坂更科」へ。
ここは蕎麦屋というよりなんか明るくて清潔でファミレスみたいな印象。蕎麦自体もなんか
機械化されてる感じ。もう1軒行くことを考えてせいろ一枚のみさらっと食べる。
そして二軒目、「更科堀井」へ行ってみると・・・
なんと閉店。8時半で閉まってしまったらしい。お酒を飲む人もいるからもう少し遅くまで
やってるかと思ったのに!ショック・・・でも今日しかない。
急遽師匠に電話してこのあたりで開いていそうなお店を聞くが
「もう閉まってるんじゃないの~?」というお言葉。
そこで友達の持っていた本で麻布十番近辺のお店を探すと「松玄」というお店が見つかった。
ここからあまり遠くない。雨の中店を探してうろうろ。やっと見つけたお蕎麦屋は、
なんとも蕎麦屋らしからぬ店構え。お洒落な居酒屋風。ヌーベル蕎麦屋といわれる所以ね。
今は新蕎麦が出ているので十割で粗引きらしく黒い粒が残るお蕎麦だった。美味しいけど
粒が口に触って気になる。
店の雰囲気、サービスはとてもよく、後から合流した先輩も含めて蕎麦がきやだし巻き
などを注文して食べた。ああ満腹。でも一緒に日本酒が飲めなかったのが悲しい。
今日、超重役出勤してしまったせいで、明日の朝が怖くてお酒が飲めなかったのだ。
蕎麦屋で日本酒を飲みながらちびちび食べて、しめで蕎麦をすする・・・っていうの
やってみたいんだよね。
でも・・・当分蕎麦はいりませぬ。

-江戸ソバリエ

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